実行委員長ご挨拶
瀬戸内『し・ま・の・音楽祭』は2013年、「”しま”で生の演奏が聴きたい」という声をきっかけに生まれました。最初の演奏会は宣伝もなく、大雨の中での開催でしたが、椅子が足りないほどの超満員。ところが第2回で入場料を500円にしたところ、晴天にもかかわらずお客様が半分になりました。なるほど、外から文化企画がやってこれないわけだ、と思いました。
しかし同時に、地域にじかに触れられる文化が来ることを心から望んでいる方がたくさんいることも、肌で感じました。その土台づくりには10年かかるだろうと思いましたが、「それでもやってみよう」と覚悟を決めて、続けてきました。継続する中で、公演を心待ちにしてくださる声は年ごとに大きくなっています。まだまだ道半ばですが、確かな手応えを感じています。
演奏会は、難しくありません。知識も、特別な服装も要りません。まずはこの音楽祭に、ぜひ一度足を運んでみてください。そしてここを入口に、”しま”に何かがやってきたときには、ぜひ積極的に関わってみてください。その積み重ねが、この地域の文化を、子どもたちの未来を、少しずつ豊かにしていくと、信じています。
瀬戸内『し・ま・の・音楽祭』実行委員長 豊嶋博満
豊嶋博満(ヴァイオリニスト、ヴィオリスト、指揮者、作編曲家)
大阪府箕面市出身。上智大学卒業。2歳よりヴァイオリン、9歳よりヴィオラをはじめる。中学高校時代には吹奏楽で管打楽器にも親しむ。大学在学中より演奏活動をはじめ、クラシックを中心に幅広いジャンルで活躍するほか、オーケストラや吹奏楽の指揮指導も行っている。近年ではバッハ・バルトーク合奏団や東京ヴィヴァルディ合奏団と共演するなどソリストとしても活躍の場を広げている。ハイリゲンベルク夏期国際音楽アカデミーにおいてミヒャエル・ハウバー氏の室内楽クラスを受講。同修了演奏会出演。プラハ室内楽マスターコースにてカレル・シュペリナ氏のクラスを受講。ヴィオラをライナー・モーク、升谷直嗣、故川﨑和憲の各氏に、指揮を野口芳久氏に師事。一般社団法人アマービレフィルハーモニー管弦楽団アソシエイトプレーヤー。2013年より瀬戸内『し・ま・の・音楽祭』主宰。今治市教育文化スポーツ功労賞受賞。
画:やまみちゆか



